日本における富裕層の定義は純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の
世帯を指しますので、富裕層=億り人といえるかもしれません。
2023年の野村総研のデータによれば、富裕層は約153.5万世帯存在し、
超富裕層(5億円以上)の11.8万世帯と合わせると、合計で165.3万
世帯となっています。 この数は2005年以降で最多です。
投資で富裕層になるにはどれくらいかかる?
この目標を達成するためには、「安く買って安く売る」ということを
早期に繰り返して売買益を積み上げていくことが目標への近道で理想的
ではありますが、それは難易度が高いと感じる方は時間を味方につけた
複利効果を活用した長期的な資産運用が有効です。
初期投資額なし、毎月の積立のみの場合、月10万円を8%で積み立てると
25年7カ月で1億円に到達します。月7万円を8%で積み立てると
29年7カ月で1億円に到達するようです。
月3万円でも8%で積み立てると39年6ヶ月で1億円に到達する計算なので、
30歳だと70手前で富裕層となります。
1億円あれば利回りだけで生活費を賄える?
では1億円を貯めた後、この資産を年間8%で運用しながら、
全国の2人以上の世帯の平均生活費約30万円 (令和6年の総務省
「家計調査」より)を毎月引き出した場合、資産はどのように
なるのか考えると…1
億円あれば利回りだけで800万円ですから30万円×12カ月の
360万円の生活費はそれだけで賄えるどころか増えていく計算となりますね。